教員を辞めたいと思ったあの日から、人生が動き始めた
私が教員をしていた最後の年。
担当していたのは、40人学級の小学3年生。
しかも、学年主任も兼任していました。
毎日、わちゃわちゃとギャングエイジの子どもたちが戯れていて、クラスの空気は常にお祭り状態。
言うならば、毎日がパチンコ屋で大当たりしているような感じ。
落ち着かない心と、落ち着かない日常。
ある日、学校公開を翌日に控えた金曜日の夜。
時間は20時を過ぎていました。
私は、真っ暗な廊下でひとり、教室前に理科の観察カードを掲示していました。
40人分、1枚ずつ。
「これって、教員の仕事なのか…?」
おなかは空いている。
家では妻と子どもが待っている。
掲示物が曲がれば貼り直し。
無言で作業を続ける中、気づけば廊下に響き渡る声で叫んでいました。
「あぁーーーーーーー!!!」
あの日のあの瞬間。
私の中で何かが切り替わったのかもしれません。
いつのまにか、自分が“消えていく”ような感覚
私は元・小学校教員です。
12年間、子どもたちと向き合い続けました。
もちろん楽しいこともありました。
卒業式で手紙をもらったり、親御さんから感謝の言葉をいただいたり。
でも、
- 朝は6時台に出勤
- 夜は21時まで学校に残る日も
- 土日も教材研究に時間を使い
- 職員室の空気に神経をすり減らし
- ・家庭との時間は削られ、自己研鑽の余裕もない
“がんばれば報われる”と思っていたのに、どこか心が置き去りにされていくような毎日でした。
そしてあるとき、ふと気づくんです。
「私、あと30年このままなの?」
「辞める=逃げ」じゃない。「選ぶ=希望」なんだ
本格的に教員を辞めようと考え始めたのは、35歳の頃でした。
正直、ものすごく怖かったです。
家族になんて言おう?
教員しかやってこなかった自分に、何ができる?
でもその不安と同じくらい、いや、それ以上にあったのが
「このまま終わりたくない」という想いでした。
だから私は、動きました。
学習塾1店舗目からスタート。0→1を踏み出した
最初に始めたのは、自宅から少し離れた場所にある空きテナントでの学習塾。
開業資金として、1000万円を借入れました。
うまくいくかどうか、何度も収支シミュレーションを行い、
それを妻にプレゼンして、ようやくGOサインが出たんです。
そして迎えた初月。
20人の生徒が集まり、売上はなんと100万円超え。
「行けるかもしれない…」
あの時、確かにそう感じました。
そこから少しずつ軌道に乗り、2店舗目、3店舗目と展開していくことになります。
今では、教員時代には想像できなかった働き方をしています
現在は、
学習塾(3店舗)
結婚相談所
プログラミングスクール
物販事業
セミナー&コンサルティング
と複数の事業を展開しています。
家族との時間も、自分の学びの時間も、しっかり取れる。
収入も、教員時代の何倍にもなりました。
なにより、
「自分で選んで生きている」という実感があるんです。
教員を“卒業”するという生き方を知ってほしい
もちろん、すべての人に「教員を辞めろ」とは思っていません。
でも、
どこか物足りなさを感じている
本当は新しいことに挑戦したい
今の働き方に違和感がある
そんな方には、「教員卒業」という選択肢があることを知ってほしいんです。
私自身、辞めて本当に良かったと思っています。
もっと深く話していきたいことが、実はたくさんあります
ブログではこれから、
起業のステップ
教員スキルを活かした仕事の作り方
安定と挑戦のバランスの取り方
などを発信していきます。
もし、「もっと聞いてみたい」「この人の話をもう少し追ってみたい」
そう思ってくださった方がいれば、
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